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自分の無計画さや無知に苛立つみやび君。
知らないことや分からないことが多すぎるが、誰も教えてくれないと嘆いても仕方がない。そんなことは分かっている。
だから、
自分の力で解決しようと意気込むも、調べれば調べるほど分からないことが増えていく。
考えても考えても何も決まらないし、どうしていいのかも分からない。時間をかければかけるほど、積みあがる無知。
みやび君が思いついたのは、売上を上げること。
具体的には何をどうしたらいいのかは分からないが、売上がもっと必要なことだけは確かなことだと思ったようだ。
さて、売上はどのくらい必要なのだろうか?その売上の金額はどうやって見つけるのだろうか?
小難しいことばかりで、分からないことが多いから、シンプルに売上を上げることに力を入れようと決めた。
どんなにたくさんの税金の支払いがあっても売上が大きければ、簡単に払うことが出来るだろう、と考えてのことだ。
決めたら即行動に移すのが自分の強み。悩んでいる暇はない。
自分のわがままを聞いてくれ開業を許してくれた妻や家族、温かく見守ってくれる前職社長の小太り社長のためにも頑張らなければいけない。
とはいえ、日中は現場に出ていることが多く、夜は食事会、休日はゴルフと忙しく時間を捻出するのが難しい。ただ、そうは言ってられない状況の為、やるしかない。やる以外に選択肢はない。
仕事の合間を縫って営業することにした。
独立した後、すぐに営業活動をしたが、その後は全くと言っていいほどしてこなかった。胡坐をかいていたわけではない。そんなことしなくても仕事はあったからだ。ただ、1年やってみて分かったことだが、それだとお金は足りないということ「だけ」は分かった。
自分は営業が得意だと思っているし、挨拶まわりをすれば、すぐに仕事が増えると思って軽く考えていた。
知っている人に順番に連絡しよう。昔からの知り合いや、開業後知り合った人に片っ端から電話や訪問を繰り返そうと戦略を立て、順番に繰り返した。
■電話に出てくれる人、出てくれない人
■話を聞いてくれる人、聞いてくれない人
■訪問を許してくれる人、拒否する人
様々な反応があった。
小太り社長やゴルゴ社長のように仲が良く、腹を割って話せる相手は多くない。少し距離がある人になると、丁寧に対応はしてくれるものの真剣に聞いてくれているようには感じなかった。
「何かあったら声をかけるよ」という耳障りの良い、決まり文句は耳にタコができるほど聞いた。そして、その「何か」はいつまで経ってもやってこない。
自分との距離が遠く感じる人に連絡することに対して日に日に恐怖が増していった。怖い。どうせ断られる。
心の中で「どうせ仕事くれないくせに…」と思っているのに、顔は笑顔の自分がいる。自分の気持ちの矛盾に戦う日が続いた。
そして、色々チャレンジしてみて分かったことがあった。
実は自分は営業が得意ではなかった。独立当初に仕事がとれていたのは私の営業力が高いからではない。こんなにも必要とされていないことに悲しさ、悔しさを感じる。そして自分の存在の意味について考えさせられることになっていく。
それでも、自分がやらなければいけない立場にあるため、何とか踏ん張ってやり続けた。自分がやらないで誰がやる!自分自信を奮い立たせた。
思うように仕事が受注できないので
「どのような仕事でも良いので」
「気軽に声をかけてください」
「お困りでしたら、安く受けます」
と、仕事を受けるためのハードルを下げ、同時に頭を深く下げていった。「よろしくお願いします!」と角度90度の挨拶は何度もした。
そうすると、徐々にではあったが、新しい仕事の依頼が増えてきた。その全てに応えようと依頼を断らず受けていった。
増えた仕事は、単発の仕事、単価の安い仕事、土日祝日や夜間の仕事が主なものだった。不満や文句は言っていられない。
何かしなければ、昨年と同じことを繰り返してしまう。これから払うことになる去年の住民税や事業税の支払いがあることは分かっている。働かないと払えない。
仕事のために、私の時間は削られ、家族との時間は削られ、睡眠時間は削られた。まさに仕事中毒。仕事にのめりこんだ。疲れや睡眠不足から毎日気分はすぐれない。それでも取引先の前では笑顔でいなければいけない。
仕事をすればするほど、そして売上が増えていけばいくほど、心が廃れているのを感じた。
でも、止まれない。どうしようもできない。どうしたらいいのか分からない。誰も助けてくれない。心の中はズタボロだが、取引先から見える自分はよく働く真面目な人間。
疲れているのに不安で眠れない日もあった。睡眠薬にも頼るようになった。
夢に見た起業。家族にもっと贅沢をさせてあげられると思っていた起業。偉くなれたのは最初だけ。
今の自分は?
がんばるな!みやび君!
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■子会社で節税!?複数会社経営のメリットとデメリット
など
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みやび君のような現場仕事において優秀だった人が起業する場合。営業成績が優秀だった人が起業する場合。
それぞれ起業の形は異なってきます。
みやび君は、サラリーマンの時に営業経験がないため、仕事の獲得の仕方も知らないし、難易度の高い値決めの経験もありません。
どのような仕事をいくらで受注すれば、会社は儲かるのか?計算すれば簡単に算出できるのですが、リアルな世界では、思い通りにならないのが常。
例えば1回あたり(1個あたり)10万円の商品を販売すれば、会社が成長する計算が出来たとしましょう。
そして10万円の商品の販売を始めます。そして反応は次のようなものになります。
■他社は5万円ですよ
■いきなり10万円の商品は高い
■1万円なら3つ買ってやる
■君だれ?
■なぜ君から買う必要がある?
色んな拒否反応があるわけです。誰もが10万円で売ることができないのです。
そして、みやび君は
■他社より安く3万円で
■最初は安くします
■1万円のもの3つ購入してください
■安く使って私を知って下さい
■理由はないので安く使って下さい
このような対応をとりました。この対応は間違いか?と聞かれると、間違いだし、間違いではないと思います。
行き当たりばったりで対応しているとしたら、この先、とても酷いことが待ち受けていることは間違いありません。しかし、これを戦略的にやっている場合は良いです。
最初は安い商品を売ってきたのに、その後に高い商品を売ってこられた経験はありませんか?これはいわゆるフロント商品を用意して、後に利益の出るバックエンド商品を売る戦略ですね。
まずは自分が誰なのか、どういう人なのかを知ってもらう必要があります。SNSなどで自分のブランディングを確立してから販売を始める人もいますし、みやび君のように体を張って徐々に自分を確立していく人もいます。
どちらが正解ということではなく、自分はどうなのか?を知らなければいけません。
偉い人が書いたカッコいい営業手法があったとしても、それが自分に合っていないものであれば、何の価値もありません。泥臭くカッコ悪い、人に偉そうに言えない手法であっても自分に合っていれば最高の武器になります。
営業手法が確立していない人は、まずはこれを見つける必要があります。そんなこと分かっているわ!と感じられた方に注意ですが、恐らく書籍やネットで情報を調べても納得できる答えは出ないですよ。
答えは書いてあるのですが自分が使えるものかどうかは別問題です。出来ている人は、最初から出来ています。出来ていないから、今の自分があるのです。
何かのきっかけが必要なわけですが、そのきっかけとなるサービスは雅税理士事務所にはあります。
売上に伸び悩む人は、
1年間のプログラムで、売上の増加を目指します。
数か月後に成果を上げ始める人もいれば、1年間のプログラムが終わった後に成果を出し始める人もいます。1人で考えず、私たちと一緒に考え行動していきます。
中にはこのような売上増加を見せる人もいます。売上をあげれば全ての問題が解決するわけでは決してありませんが、確実に事業は前進します。
■売上を上げたいと思い
■一生懸命頑張っているのに
■思うように
■売上が伸びない人
この条件に当てはまる人はぜひ私たちの顧問先になりプログラムを受講してください。
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■たった3つを知れば売れる営業マンになれる!
このような魔法の方法をお伝えすることは出来ませんが、真摯に向き合っていただければ、一生使っていける自分だけの武器を手に入れられます。
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