【RPA導入2】RPAによる財務分析報告書の作成の自動化

財務分析報告書の作成の自動化をしたい

 

【RPA導入1】RPAの導入からの感動、そして悲しみ

 

デモ版を使用後、しばらくしてRPAの導入を決めました。

近くにRPAを導入している人もいないし、どうやって作るのかも分からないし、本当に出来るのかも分からない。見本となるものが何もない状態からのスタート。

 

不安がなかったわけではありませんが、それ以上に「抱えている問題」を解決してくれるかもしれない。期待のほうが大きかったです。

 

まず、作りたいのは「財務分析報告書の作成の自動化」です。

 

これは1社作成するのに約15分かかっていました。作成を失敗すると30分、45分と倍々で増えていきます。この時間を何とかして削減したい。作成だけに毎日数時間の時間を取られていましたから。顧問先の数は日に日に増えていくので、財務分析報告書の作成時間も日に日に増えていくのは見えていました。

 

仕事時間を増やすにも限りがありますし、効率化したところで、かかる時間は1社13分になったり、10分になったりするだけで根本的な解決にはなりません。では、作成を開始しましょう。

 

 

RPAはどのように作るのか?

 

RPAのアプリを立ち上げます。さて、何からやればいいのだろうか?何ができるのだろうか?

 

そこからのスタートです。

 

私たちが使っているRPAの機能です。これだけの機能で多くのことが出来ます。簡単に出来そうじゃないですか?

たった、これだけの機能を組み合わせるだけです。誰でも出来ます。

 

 

まずRPAの開発会社の社長が操作説明をしてくれる動画ありました。それを一通り見る所から始めました。今現在は、学習用の動画がしっかり用意されているので、それを見れば操作可能だと思います。

 

■変数

■繰り返し

■分岐

 

など、プログラミングの基本となる考え方を学んだのだと思いますが、ほとんど記憶がありません。覚えているは解説をしてくれているRPA開発会社の野村社長の顔だけです(笑)

 

いいんです。それくらい簡単にRPAは作ることが出来るのです。

 

何時間か動画を見て作成スタートです。動画を見ることで「何が出来るか」は理解できると思います。

 

普段は税理士としての仕事がありますから、日中にRPAの開発をすることは出来ません。ですから、朝早く起きるところから始めました。朝早く起きて、起きたらすぐにRPAの開発に取り掛かる。その生活の始まりです。

 

雅税理士事務所のメインの会計ソフトはPCA会計とMFクラウド会計です。まずはPCA会計を操作からです。

 

 

 

■PCA会計を起動

■ユーザーIDとパスワードを入力

■「OK」ボタンクリック

 

この操作を通してPCA会計が起動されます。

 

人間がやると簡単ですよね。

PCA会計の起動アイコンをダブルクリックして、ログオン画面が表示されたらユーザーIDのボックスをクリックし、IDを手入力し、次にパスワードのボックスをクリックし、パスワードを手入力。

そして、「OK」をクリックした後、PCA会計が起動されたのを目視で確認し完了。

 

この人間がやる一連の流れをRPAロボットに学習させます。

 

現在の実際のPCA会計を起動するためのRPAシナリオです。

 

 

ステップ11に分解されます。

難しそうに見えますが、初めて作る人でもすぐに作ることが出来ます。

 

RPAで操作したいソフトのことを深く知っていることが条件になりますが、普段使っているものであれば、簡単に作成が可能です。

 

いくつかの特徴させ学んでしまえば、それほど学習する項目は多くありません。

 

PCAの起動が出来るようになったため、次の工程をRPAに学習させていきます。

 

 

私たちが使っているRPAソフト

 

私たちはEzRobotというRPAソフトを使用しています。

 

https://rpa-solutions.co.jp/

 

費用は月額5万円です。2台目以降は月額4万円になります。

このHPにある通り、単価2,000円の人の作業時間を月25時間削減できればコスト的にはペイできることになります。

 

現在抱えている問題次第ですが、これくらいのコストであればすぐに回収できると思います。

 

ただコスト面の損得は単純計算で分かりますが、それよりも精神面はかなり楽になりました。これは大きい効果でした。

 

RPAを使って空いた時間にさらに仕事を詰め込むという考え方もあるようです。しかし、空いた時間で新たに仕事をする必要は特にないと思っていて、それよりもストレスが軽減されることで、集中できる時間は増えるわけですから、無理に仕事を作らなくても効果はあります。

 

RPAロボットが動いている間に、休憩できるのです。そしたら、体も頭も休まります。早く帰れます。早く帰って英気を養えば、明日からまた頑張れる。こういう循環をRPAが生み出してくれます。

 

コスト面んでいえば、私たちは約1か月後に、ペイすることが出来ました。他のRPAソフトをたくさん使って、EzRobotを選択したわけではありませんが、かなり簡単なので満足しています。

 

EzRobotをオススメできる点としては、サポートが良いです。

 

ソフトウェアでありがちなのは、売った後は「マニュアルを読め!」ってやつです。もちろんEzRobotにもマニュアルもありますが、読んでも実際に動かしてみると分からないことが出てきます。

 

EzRobotの場合は個別対応が厚い。私も何度質問したか分からないくらい質問しています。時には完成形を作った状態で納品してくれる場合もあります(笑)簡単なものは、ですが。

 

使えるようになるまで、作りたいものが作れるようになるまで、トコトン付き合ってやるぞ!という姿勢を感じます。

どのソフト、アプリを使えばいいか迷う時には、サポートの良し悪しは大事です。

 

何故なら、サポート次第で使い続けられることが出来るか、使いこなせるかが変わってくるからです。

 

費用が安くても、使い続けれられなければ効果は出ませんし、高価なものでたくさんの機能があっても使いこなせなければ宝の持ち腐れです。

 

連絡頂けば、EzRobotのほうへお繋しますので、問い合わせください。

 

しかし、そうは言っても、サポートを受けても作れるか分からない。私たちを通してEzRobotを購入した場合に限りますが、近くで一緒に見て欲しい、などのご要望があれば、私たちが初期導入をサポートします。私たちが、といっても代表の片口が作成担当者のため、代表が直接対応します。ぜひ、1つのRPAシナリオを作ってみましょう!

 

1つ、2つ作ってみれば後はEzRobot側のサポートを受ければ作れるようになります。

 


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