小規模な会社が良い人を採用するための1つの考え方 がんばれ!みやび君【第23話】

 

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みやび君は、従業員を雇用するかどうか悩む。

 

雇用された立場しか経験がないから、雇用するとはどういうことなのか、さっぱり分からない。何が自分にとって得策なのかを考えても答えは分からない。

 

税理士に相談すると、生き方そのものを問われる始末。自分の生活を成り立たせるのに精一杯の状況で、自分の生き方なんて考えている暇などなかったし、そのようなきっかけもなかった。

 

自分はどのように生きたいのか?

 

その答えが見えた時に、従業員を雇用すべきかどうかが見えてくるのかもしれない。

 

さて、その答えが見えないみやび君はどのような決断を下していくのか?

 

 

【第23話】みやび君、従業員を雇うと決める

 

従業員を雇用するかどうかを悩み始めてから、かなりの時間が経った。

 

どれだけ考えても結論は出ない。そもそも雇用するイメージがわかない。税理士には今後の人生のことについて聞かれたが、何も言えることはなかった。

 

金持ちになって、良い生活をして、家族と仲良く生きていけたら・・・そんなありきたりのことしか思い浮かばない。

 

悩んでいる間にも、何度も仕事を断らなければならないことがあった。小太り君を含め、私に期待してくれる人たちが周りにいる。その人たちの期待に自分は応えられているのか不安になる毎日。

 

久しぶりに友人の経営者に相談した。「従業員を入れようか迷ってんだけど」

 

友人の経営者は即答。「入れろよ。仕事増えてんだろ。すごいじゃないか!」

 

友人に相談しても、前向きになれるような言葉はかけてくれることは少なかったが、今回は前を向けるような言葉をかけてくれた。背中を押してもらえた。

 

「どうやって採用したらいいか分からなくて。ハローワークに求人出せばいいのか?」悩み相談は続く。

馬鹿野郎!よく考えろよ。お前みたいなどこの馬の骨かもわからないところに働きにきてくれる奴なんているわけないだろ。逆の立場に立って考えろよ

友人の言葉は力強い。聞き入ってしまう。

 

具体的なアドバイスをもらった。こうだ。

 

・売上を上げてきた過程で色々な人に出会ってきただろう。

・その中に、自分と合いそうなやつはいなかったか?

・そいつを口説き落とせ!

・お前の人柄も知っているだろ。だから条件が合えば話は早い!

 

なるほど。そうやって採用するのか。考えもしなかった。納得した。

 

「条件はどうしたらいいんだ?給料は?」話がどんどん進む。

簡単だろ!税理士つけてんだろ?だったら今の利益も資金状況も分かるだろ。利益の全部をくれてやれ。足りなかったら借りてでも払え!

衝撃…!!!!!

 

利益の全部を給料で払うつもりでいけ、とアドバイスされた。足りなければ、借りろ!と。「そんなことしたら、会社が危なくなるだろ!」

 

よく考えろ!仕事増えてんだろ?仕事断ってんだろ?人をいれたら売上は今より確実に増えるだろ

なるほど理屈は分かった。

 

・人を雇う

・今まで断っていた仕事を受ける

・自分の仕事もやりながら、新しい仕事も軌道にのせる

・今までより頑張る必要がある

・新しい仕事が軌道にのったら、その仕事だけで給料が払えて利益もさらに出るようになる

・そしたら、また次を雇え!

 

「お前もそうやって人を増やしたのか?」

 

「当たり前だろ」とこの質問にも即答。

 

相談は続くが、起業してから友人をこれ程までに頼もしく感じたことはない。これらの決断を随時、税理士に相談。資金状況を確認して、自分で売上計画を立て、やってきたそうだ。もちろん、お金に余裕がなくなるから、より一層頑張って仕事をしたそうだ。

 

友人がしてきた大きな苦労を感じた。これほどに説得力のあるものはない。

 

「ありがとう。また飲みに行こうぜ」

「おう!当たり前だ!頑張れよ!」

 

自分の中で決断が下された。人を雇うことにしよう。前に進もうと決めた。

 

夕飯の時間に妻に報告。妻は私の決断を嬉しそうに聞いてくれた。勇気をもらえる。

 

誰を採用するか?実はもう一人頭に浮かんている男がいる。同じ現場で働いていて同じく独立している島田君だ。

 

島田君は自分より年下で人懐っこい。よく「俺もみやびさんのところで働けたら良かったなぁ」「いつか雇ってくださいよー」なんて言っていた。島田君となら一緒にやっていけそうだ。仕事もすぐに任せられそうだし、教える手間も省ける。給料はそこそこいくが、現場を任せられればすぐに元はとれるだろう。

 

頭の中を鮮明なイメージが駆け巡る。その晩はワクワクしながら眠りにつくことが出来た。

 

採用するのは本当に簡単だった。

 

・翌朝、現場に行き島田君に会う

・自分の考えていることを伝える

・うちで一緒にやらないか?と誘う

・島田君、想像通り喜んでくれる

・今、稼いでいる分くらいは給料払ってあげたいと伝える

・給料は二の次で、とにかくみやび君と一緒に働けるならそれでいい、と言ってくれた

 

朝一番に採用が決まった。これまで悩んでいたのがウソのように順調に進んでいった。

 

がんばれ!みやび君

 

 

小規模な会社が良い人を採用するための1つの考え方

 

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起業し、売上を上げることが出来るようになってきた。

 

ここはセールスの能力があれば超えることが出来ます。ここをクリアできないのはセールスの能力が欠けているからです。

 

みやび君は、セールスの壁を越え、売上を上げることが出来るようになった。売上があがってくると、仕事量が増え自分一人では対応できる仕事量を超えてくる。

 

そして、選択に迫られた。そこに留まるか、前に進むか。

 

みやび君は、人を採用するか、しないかの選択になった。

 

何度も言うが、ここに正解は存在しない。自分がどう生きたいのか?が分からなければ、道筋は見えてこない。

 

さて、人を採用しようと思ったら、悩むことは決まっています。

 

■どうやって採用する?

■人はどうやって見つけてくる?

■待遇はどう決めたらいい?

■給与計算や社会保険の手続きはどうしたらいい?

 

どうやって採用する?人はどうやって見つけてくる?

 

ハローワークやIndeedなどの無料媒体に出稿してもいいし、採用媒体に広告を出すでもいいし、人材紹介会社に依頼するでもいいし、みやび君がしたように自分の周囲からヘッドハンティングしてくるでもいい。

 

方法はなんだっていいが、小さい会社の場合、有能な人材は採用しづらいです。求職者から見ると、何の会社か分からないですし、待遇や福利厚生も期待できないですし、将来性も見えてこない。

 

でも、有能な人材を採用することは可能だと思います。そのために最初にすることは有能な人材を定義することです。私の会社にとって有能な人材とは?人柄?能力?どのような人柄?どのような能力?

 

そして、その人たちが求めていることを言葉で伝えることです。私の会社が定義した有能な人材は何を求めているでしょうか?

 

それが見えてきたら人材の発掘です。みやび君がしたように、元から知っている人に声をかけるのは、とてもやりやすいですし、有効な手段だと思います。もちろん、求人媒体に求めている人に突き刺さるキーワードを盛り込めば可能だと思いますが、一定以上の待遇は必要でしょう。

 

待遇はどう決めたらいい?

 

優秀な人材を採用するのか、それとも、ちょっとした事務作業をやってもらうのかによって変わると思います。

 

優秀な人材の場合は、利益の大半、もしかしたら、利益以上の給料を払うことを覚悟する必要があります。え?と思われるかもしれませんが、自分の代わりをしてもらうとはそういうことだと思います。

 

自分が利益をあげるゲームから、人を通して利益をあげるゲームへとチェンジしているわけですから当然です。

 

だから優秀な人材を採用するためには、まずは自分の力で利益が出るビジネスを構築することに力を注ぐ。人を採用したら、自分以外の人でも利益が出る仕組みを作っていくことになります。

 

給与計算や社会保険の手続きはどうしたらいい?

 

社会保険労務士にお願いします。もし、強い会社を作りたいと思っているのであれば、正社員を採用し続けると決めたなら同時に社会保険労務士との顧問契約を検討すべきです。

 

もちろん、確定申告と同じように社会保険の手続きも自分でできます。大企業には総務の専門の部署があるでしょうが、あなたの会社にはありません。自分のことであれば、適当に済ませても良かったかもしれませんが、従業員は他人です。他人の人生の一部をあなたの会社が借りるわけですから、適当でいいわけがありません。

 

適当に考えているのに、良い人材が採用でき、かつ定着してくれるわけがありません。当たり前のことなのですが、専門家費用の2万、3万円の手数料をけちって適当に済ませてしまう人もいます。もちろん、費用を抑えるのは大事な考え方ですから、その場合は自分で必死に勉強しなければいけません。全く未知のことでしょうから、本気になって勉強しないと理解などできるわけがありません。

 

誰でも出来る手続き一つを適当にするような人が、従業員を大事に出来るとは思えません。自分が雇われる側の立場に立ってみれば簡単に想像できることです。いい加減な経営者の下では働きたくないでしょう。

 

経営者だけの小さな会社が人を雇う場合は、事業の魅力、商品の魅力、将来性以上に、経営者の魅力にかかっています。経営者自身が商品ですし、経営者の能力が将来性になりますから。

 

だから、普段から自分自身の成長が欠かせないのです。肉体的にも精神的にも、です。

 

■体力が不足していて、いつも元気がない人

■メンタルが不安定で、いつも怒ったり泣いたりしている人

 

そのような人の元で働きたいと思う人は少数です。多くの人は働きたいと思えない。だから、まずは自分が魅力的で、自分の元で働きたいと思えるような生き方をする必要があります。

 

小規模の会社の場合は、経営者の日々の生き方そのものが良い人材を採用するための一番確実で、一番効果の高い方法だと言えます。

 

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■過去記事

【第0話】がんばれ!みやび君

【第1話】みやび君、起業する!

【第2話】みやび君、税理士に相談する

【第3話】みやび君、お金を借りる

【第4話】みやび君、創業計画書を描く

【第5話】みやび君、開業する

【第6話】みやび君、挨拶周り

【第7話】みやび君、初月の売上に驚く

【第8話】みやび君、確定申告が近づく

【第9話】みやび君、無料の情報を集めて確定申告書を作成

【第10話】みやび君、納税資金が足りない

【第11話】みやび君、計画を立てる

【第12話】みやび君、営業する

【第13話】みやび君、家族崩壊の危機①

【第14話】みやび君、家庭崩壊の危機②

【第15話】みやび君、仕事の価値を考える

【第16話】みやび君、時間について考える

【第17話】みやび君、単価を上げる

【第18話】みやび君、単価を上げる②

【第19話】みやび君、しない事を決める

【第20話】みやび君、紹介営業を始める

【第21話】みやび君、事業好調なのに資金繰りを考える

【第22話】みやび君、従業員を雇うか迷う

 


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