夢と現実の狭間。食べていくのがやっとの開業体験

Q.開業時は大きな夢や希望を持って開業しました。ですが、開業から3年たった今、理想と現実のギャップに苦しんでいます。

A.同じように考えている方は少なくありません。もしかしたら、準備と覚悟が足りなかったかもしれません。当事務所では、そんな方が再スタートする為のプログラムを用意しておりますので、下記記事をお読みになってください。

 

開業時自分が言っていた(想っていた)ことを覚えてますか?

 

開業する時の動機や目標は人それぞれです。

 

私たち税理士は開業前に事業者さんと面談させて頂く機会も多く、その際にご自身の未来予想図を伺うとこちらもワクワクするものです。

 

・・・

「30歳までに年収1,000万円になる」

「自分の業界では○○が足りない。自分は○○のパイオニアになる」

「具体的な目標はないが、ビックになりたい」

「自分が働かなくても稼げる仕組みを作る」

「多店舗展開する」

・・・

 

ですが、心配なこともあります。

 

「この人は3年後も同じことを言っていられるだろうか?」

 

あくまでも、経験談で統計をとったわけではございません。個人的な感覚では3年後同じことを言っていられる人の割合は3割にも届かないと思います。

 

もし、この記事を読んでおられる方が、開業3年以上経過しているかたであったとしたら、自分が開業した時に言っていたことを覚えてますか?

 

今回はなぜそうなるかについて解説します。

 

 

なぜ忘れるの?

 

決して忘れるわけではありません。

「封印する」と言った方が表現があっているかもしれません。

 

あなたは小学校の時に「将来は○○になりたい」と言っていましたよね。親に聞かれたり、学校で聞かれたりしました。友達同士で将来の目標や夢を語り合ったことがある人もいるでしょう。

 

具体的な内容を覚えているかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

 

では、なぜその夢を言わないようになったんでしょうか?

 

単純に興味を失っただけかもしれません。しかし、大半の人は現実を知って封印したのではないのでしょうか?

 

子供の時に持った目標、夢を1度封印した。そして、開業後2回目(もっと経験されている方もいらっしゃると思いますが)の夢の封印を経験するわけです。

 

では、なぜ夢を封印するのでしょうか?

 

これも小学生と一緒です。「現実を知る」ということです。

 

例えば「年収1,000万円以上になる」という夢を持って開業したとしましょう。

 

これは、あくまでも希望です。可能性がないわけではありません。年収1,000万円以上の経営者は山ほどいます。サラリーマンを続けるより、そこに到達する可能性はあがるかもしれません。

 

しかし、開業した時に、そこに到達する具体的な手順であったり道筋は見えていましたでしょうか?

 

それが、見えずに開業した場合で、かつ、思ったより現実が厳しかった場合、夢を封印することになります。

 

では、なぜ開業して3年目かというと2つの要因があります。

 

①開業1年目はご祝儀相場

「お前が開業したら仕事をふってやるからな」

「あなたの店がオープンしたら絶対いくからね」

 

開業前こんなことを言われた方もいらっしゃるでしょう。

 

新しいチャレンジをする方がいたら、周りの人はその方の応援をするでしょう。

 

しかし、その応援は長くは続きません。実力が期待に見合わない場合、徐々に応援は減っていくでしょう。

 

1年目の結果は、あくまでもご祝儀相場だと思ってください。1年目の結果にあぐらをかくことがあったとしたら、あなたのビジネスは数年で衰退します。

 

②3年目は資金的にも厳しい

3年目に限定したわけではありませんが、事業が上手くいった場合、3年目くらいから急に支払が増加します。

 

そうです、皆様の嫌いな「税金」です。社会保険料です。小さなお子様がいらっしゃる方は保育料もあがっていきます。

 

開業初年度は少額であることが多いです。

 

2年目に「えっ、こんな高いの?」と思って3年目に「マジかよ、こんなに払えねぇよ」と言われるケースもあります。

 

あくまでも1例ですので、これに当てはまらない方もいらっしゃいます。

 

ちなみにこのパターンに当てはまる人は比較的事業が上手くいっている方です。当てはまらないから良いわけでもありません。

 

この点については別記事にて詳細に解説しておりますので、気になった方は是非ご覧ください。

 

次の項目では、3年目に夢を封印しなくてもいいようにするためにはどうすればよいかを解説します。

 

 

覚悟と準備が必要

 

結論を先に言いますと、「覚悟」「準備」が必要です。

 

私の場合は特に何も考えなかったけど、上手くいったよという、そこのあなた!天才です!

 

ごく稀に何も考えないでも上手くいっている方はいらっしゃいます。この方は実力もさることながら、運にも恵まれている可能性もあります。

 

ここからは、一部の天才を除く、大多数の人に向けてのメッセージになります。

 

まず第一に「覚悟」が必要。

独立開業を考える時点で、聞かずともあなたに素晴らしいスキルがあることは分かります。

 

スキル不足の凡人は独立なんて考えるわけがないのです。

 

しかしながら、一流の職人が一流の経理者とは限りません。一流の職人が一流の営業マンとは限りません。

 

独立した時点からあなたは一職人から経営者になるのです。経営者には、今まで求められなかった様々な事項が求められます。

 

仮に最高の作品をあなたが作れたとしても、それを誰も知らなければその「価値」は誰もいない場所を彷徨い、誰にも知られないまま失われていくでしょう。

 

つまり、あなたには今まで求めらなかった様々なことが求められます。

 

その結果どうなるかって?

 

時間がないんです。本業に集中したいのに。そんなことしたくないのに。

 

「いい仕事をすれば結果がついてくるんだよ」昔の人はよくこう言いました。

 

「で、いつから結果を待っているんですか?いつ結果がくるんですか?」喧嘩を売っているわけではありません。

 

税理士事務所には成功事例も失敗事例も多く集まります。

 

あくまでも経験則なので、話半分ですが、早くして結果を出される経営者は足を止めません。

 

止めてても成功している人もいますが、確率の話です。待つだけではなく、自分から攻める姿勢。これが成功の秘訣かもしれませんね。

 

話が若干ズレましたが、経営者には今までしたことがないことも求められるということです。

 

・・・

売上が思ったより伸びなかった時に、泥臭い営業をする覚悟はありますか?

事業の資金が足りないときに生活費から出す覚悟はありますか?

週末が納期の仕事の為に、3日間寝ずに仕事をする覚悟はありますか?

・・・

 

この覚悟を試されるタイミングはいつか訪れるかもしれません。

 

開業前だとしたら、自分は覚悟が足りないと感じたら、開業を辞めることをおすすめします。

 

次に「準備」が必要です。

事前に危機を察知しておけば、対処することも可能になりますよね。

 

例えば、あなたが必要な手取り(生活費)を得るために、最低、月いくらの売上が必要ですか?

 

ちなみに、サラリーマンなら会社が代わりに税金や社会保険料の支払いをしてくれますが、独立したあなたの場合、税金は後払いで、しかも自身で計算することになります。

 

手取りの金額は税引後で計算しないと後で大変なことになりますからね。それを理解しようとしない経営者というのは多いものです。

 

儲かっているつもりが全然儲かっていない。こんなパターンは山ほどあります。

 

最低限、月必要な売上は○○万円。ここまで準備していれば後はやるだけです。

 

計算方法については別の記事でも記載しているので是非お読みくださいね。

 

また、開業当初と3年目とではお金の流れがかなり違います。

 

例えば、開業当初は手元にお金が残ったが、3年目は残らなくなった。こんなパターンもあるわけです。

 

事前に将来も含めてお金の流れを確認しておけたら不安はなくなるというわけです。

 

正直、現在だけでなく、未来も含めてビジネスのことを考えることは難易度がかなり高いです。

 

雅税理士事務所では独立開業される方の顧問を多数行っており、お金に関する心配をなくされたいと思われる方は一度お問い合わせ下さい。

 

「覚悟」と「準備」の両方が揃いましたら、後は夢に向かってやるだけです!

 

3年後に夢を忘れるか、夢を叶えて、さらに次の夢を追うか。3年目というのは、その分岐点に非常になりやすい年というわけです。

 

雅税理士事務所と一緒に夢を追いましょう!

 

 

再スタートをきりたいと思ったら

 

一旦夢を忘れたらもう追えないんでしょうか?

 

開業から10年目で、開業当時描いていた夢は、口にするのもはばかられる。

 

こんな方はいませんでしょうか?

 

今からでも決して遅くはありません!開業した時の夢を今から一緒にかなえませんか?

 

上手くいってないのには理由があります。

「何で自分にはこんなにスキルがあるのに結果が出ないんだろう?」

「自分でも理解しているが、いまさらどうにも出来ない。」

 

そう思っている方はいませんか?

 

今からでも決して遅くありません。

雅税理士事務所には「売上を上げることを目的とした伴走型のコンサルティング」といったメニューがございます。

 

このメニューを受講し、今からでも開業時の夢を一緒にかなえませんか?

 

受講を少しでもしてみようと思った方へ。

 

受講後の成果は約束できるものではありません。

受講前より売上は倍になったという報告を頂くこともございますが、全く成果が出ず、途中でドロップアウトされる方もいらっしゃいます。

 

はっきりいって、かなりハードな内容になってます。本気で夢を追う「覚悟」が出来た方のみの受講を推奨します。

 

「コンサルティングなんだし簡単に売上を上げるやり方を教えてくれるんでしょ?」

 

 

教えません!教えられません!

 

当事務所のコンサルティングは決して「HOW TO(やり方)」をお教えするものではございません。

 

あなたの事業の現在の課題を発見し、それについてどのようにアプローチするかを決める場とお考え下さい。

 

きっと、一人でモヤモヤ考えていて、何が正しいのか、何が正解なのか、何をすればいいのか?と毎日頭を悩ませていることと思います。

 

それがスッキリすることでしょう。

 

受講した結果、本当は売上をあげることが求めていることじゃなかった!と発見する場合だってあります。それはやってみないと分かりません。

 

業種は関係ありませんが、税理士にしか出来ない方法でコンサルさせて頂きます。

 

動くのはあなたです!

 

今まで動かなかった事業の歯車を、一緒に回しませんか?

 

もう一度言います。かなりきついです。

 

「覚悟」が出来た方のみの応募をお待ちしております!

 


 

【雅税理士事務所への問い合わせは、下記の問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。公式LINEへの問い合わせも歓迎】

■名前、事業内容、相談内容等を出来るだけ詳しくお知らせ下さい。

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